先日ファーウェイから発表された「MateBook Fold」は実用性を見据えたデザインやギミックが大きな話題を呼んだ。
ただし同機種は独自のオペレーティングシステム「HarmonyOS NEXT」を搭載しており、例によってグーグル系のアプリが動かない。
また現時点では日本語もサポートされておらず、WindowsやMacに慣れた人がメインPCとして使うには少し無理があると思われた。

しかし、ちょっとでも検討していた人に朗報が流れてきた。なんと「HarmonyOS NEXT」の仮想環境を使えば「Windows11」が動作するというのだ。
仮想環境ツール「OSeasy」の存在
この件について調べたところ、ファーウェイの「MateBook」シリーズは「OSeasy」という仮想化ツールが提供されるらしい。
仮想化とはPCの余っているリソース(CPU・ROM・RAM)を使って、もうひとつのPC OSをインストールすること。
Oseasy Virtual Machine , running Windows on HarmonyOS computer on May 19, the nova14 series and Hongmeng computer new product launch conference was held in Chengdu, and Huawei's first folding computer made its debut.
— Living In Harmony ⭕🔥🥉🏅🕊🦾🆙🆗🎯🔑💼🛡️👑🇨🇪🇺 (@LivingInHarmony) May 20, 2025
Oseasy Cloud synchronized the #HarmonyOS5 #PC pic.twitter.com/tDirD3IvBl
Windowsに割り当てたいストレージやメモリ容量を「OSeasy」側で設定し、同ソフトウェア内に「Windows11」をインストールする手順となりそうだ。
要するに「MacOS」に「Windows11」をインストールする感覚に似ているのかもしれない。「HarmonyOS」と「Windows11」は4本指のスワイプで切替可能で、再起動することなくシームレスに使い分けできるとある。
ArmベースのCPU搭載のため、うまく動作しないアプリもあるだろう。それでもWindowsの基本機能や日本語環境がサポートにより「MateBook Fold」の実用性は違ってくるのではないだろうか。

もちろん「HarmonyOS NEXT」にグーグル系アプリを導入したり、今後のシステムレベルでの日本語対応を待つといった楽しみ方もあるだろう。
筆者もどこかのタイミングで入手したいと考えているので、今後も情報を拾っていきたい。
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