6月7日に新発売となったソニーの「Xperia 1 VI」がBCNランキングで初登場47位を記録した。
欲しい機種としての評判はほぼ上位を独占しているだけに青天の霹靂。シリーズとしては珍しく大苦戦している様子が窺える。
引用:BCNランキング https://www.bcnretail.com/research/ranking/list/contents_type=36
もちろん、6月3日〜6月9日という集計のタイミングが悪かったことも少なからず影響しているだろう。
しかしSNSを見渡しても発売日に届いた報告が例年以上に少ないように思われる。では、根本的に苦戦している理由は何だろう。
本記事では筆者の見解を述べていきたい。
Xiaomi 14 Ultraが強すぎた
今回、敗因のひとつと考えられるのが「Xiaomi 14 Ultra」の登場である。
LEICA社監修の同機種は無料カメラキット付属で19万9,990円。言うまでもなく超ハイエンドのスペックは多くのスマホファンを魅了した。
日本発売前から技適が通過していたこともあり、Youtuberやブロガーによって拡散され、前評判は最高潮に高まっていた。
そしていざ発売になるとAmazon、楽天、家電量販店と言った正規代理店で完売続出。SIMフリー版とは思えない記録を叩き出したのである。
Xperiaも5年ぶりの筐体サイズ変更で話題を呼んだものの、インパクトや新鮮さの面で完敗したと言わざるを得ないだろう。
せめてもう少しはやく発売していれば結果は大きく違ったかもしれない。
商習慣が古すぎる
「Xperia 1 VI」が苦戦しているもう一つの理由は、通信キャリア版とSIMフリー版で発売日や価格が大きく異なるという古い商習慣である。
というのも今作の人気はスカーレットに集中しているのだが、そもそも大手3キャリアでは同色の取扱いがない。
どうしても欲しければ後日発売のSIMフリー版の方を待つ必要があるのだが、そのほうが数万円安いことも重なっている。
つまり今年に関して言えば6月21日のSIMフリー版発売を待つ人が例年よりも多く、これから盛り上がる可能性が残っているわけだ。
しかし「キャリア版が売れていない」という見方が広がれば「Xperiaは人気がない。やっぱりXiaomi 14 Ultra買おう」という流れを起こしかねず宜しくない。
アップルやXioamiのように、世界のメーカーは発表と発売をほぼ同時にしかけてくる。このトレンドに沿うことは必須ではないだろうか。
安く買うにはどうすればいい?
というわけで「Xiaomi 14 Ultra」に圧倒されたものの前評判は高く、SIMフリー版を中心にこれから盛り上がることが期待される。
どこで購入するか迷っている方は、どれくらいの期間使いたいか考えてみよう。5年を目処にしたい方やスカーレットが欲しいならSIMフリー版一択。
逆に毎年買い替えたい場合はソフトバンクが圧倒的に安い。事前に誰でも参加できるPayPayガチャが当たれば30,000円戻ってくる。
さらにメーカー主催の10,000円キャッシュバック他、合計50,000円戻ってくるため白ロムを買うよりを買うより安くなりそうだ。
リンク:BCNランキング
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