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【裏話】しくじり先生、俺みたいになるな。Huawei Mate XT 購入に72時間かかった話

レビュー

やってしまった。。タイの首都バンコクのファーウェイストアで手が滑り、3つ折りスマホ「Huawei Mate XT」グローバル版を買ってしまった。。

価格は11万9,990バーツ(約53万円)で、筆者の購入スマホとしては過去最高額。しかしここまでの道のりはとても長く、悩むに悩んだ末の買い物だった。

何をそんなに考える必要があったのか。今回は「Huawei Mate XT」の本体価格と特性を踏まえ「中古品と決済手数料には気をつけろ。買うなら日本がいい」という話を書きたい。

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中古品に潜んでいた罠

購入に時間がかかった理由のひとつは、新品と中古で悩んだためである。高額な本体価格につき、両者には10万円を超える差額が生じるのだ。

そんなときバンコクの電気街「MBK Center」に中国版・グローバル版の中古品が入荷していた。

画像
左がグローバル版 39万2,000円、右が中国版35万円

価格はそれぞれ35万円と39.2万円。新品に比べれば十分に買いやすく、いずれ手放すならリセールを考慮しても悪くないだろう。

これを前向きに考えていたのだが、実物を見せてもらうとビックリ。どちらも傷、スレ、汚れがとても多く、日本の中古品でいうガチのCランクだった。そしてこれは「前の所有者の使い方が悪かった」という単純な話ではない。

正規の展示品も信じられないくらい汚かった

詳しくは今後のレビューで書く予定だが「Huawei Mate XT」は初めての3つ折りという性質上、普通のスマホよりも圧倒的に脆く、汚れが付着しやすい性質を兼ねていた。

つまり35万円という大金を払っても傷だらけ。こんなテンションがぶち上がらない買い物があるだろうか。もしくは差額18万円を払って新品を買うか。この究極の選択で24時間くらい悩むことになる。

スキミング被害の可能性

結果的に中古品は見送ったのだが、それを決定付けたのが「MBK Center」で噂されていたクレジットカードのスキミング被害である。

ここに入居する多くのショップではVISAやMasterカードが利用できる。3%の手数料が上乗せされるものの、その分を本体から値引きしてくれるオーナーも少なくない。

しかし度々話題になるのが「スキミング被害」だ。ここで決済すると情報が抜き取られ、不正利用されやすいという。

実際、過去にここでエポスカードを使った筆者は、その後不正利用に遭っている。当時はどこで抜き取られたか想像だにしなかったが、MBKの噂を聞いて腑に落ちた。

各店舗のオーナーが故意にそんなことをするとは思えないが、この話を聞いて新品を買うことを決意。ここまででさらに24時間を費やすことになった。

高額な決済手数料

翌日、意を決してバンコク中心部の超大型ショッピングモール「Central World」に向かう。

ここは日本でいう「越谷レイクタウン」の上位互換でとにかく巨大。各スマホメーカーの旗艦店舗が並ぶのだが、ファーウェイに関しては・・・・

ここ数年で撤退しすぎて、もはやポップアップストアしか残っていない。もちろん「Huawei Mate XT」は展示も在庫もあった。

そして「よし、いよいよ買うぞ!」と最終価格を電卓で確認していた時のこと。クレジットカードの決済手数料がヤバすぎることが発覚。昨今では各カード会社で爆上がりしており、例えば楽天カードでは3.85%も徴収される。

本体価格 11万9,990バーツ(53万円)の場合、決済手数料は3.85% 20,485円。さらに帰国時に税関を通すと合計で55万円を遥かに超えてくる計算になるのだ。

これはまずい。回避策としてはデビットカード「Revolut」に53万円をチャージして、バーツに両替することが考えられる。

これなら手数料3.85%をゼロにしながら、1%(約5,300円分)の楽天ポイントまで獲得できるはず。

しかし、もし何らかの理由で決済エラーが出たら最後。せっかく楽天カードから53万円をチャージしても無駄になり、帰国して生活費に使うほかなくなってしまう。

このリスクがとにかく怖かった。「やっぱり手数料を承知で楽天カードで決済するか?」とさらに24時間悩むことになった。

「Revolut」最強、大好き

一晩悩んだ結果、楽天カードから「Revolut」チャージを決行した。そのまま手数料なしでバーツに両替し、物理カードで無事にバーツ建決済が完了。

空港で申請すれば5%の免税が適用されることも分かり、その話に後押しされた。

中古品の見定めからスキミング被害のリスク、何らかの決済エラーが出た時の心配など、丸3日悩んだことになる。

購入したのはブラック、ROM 1TB/RAM 16GBモデル。1年間の無料画面交換サービス、2年間の端末保証が付いてきた。

沢山のお土産やグーグル系アプリの入れ方まで教えて頂き、新品購入にはそれなりの体験価値があることを実感させられた。

ちなみに「Revolut」は日本のApple Payにも対応し、VISA対応店舗ならどこでも簡単に利用できる。今回のタイ滞在時にも大活躍で、もう現金に両替する時代は本当に終わった。最強だ。

日本での購入がお勧め

というわけで新品・中古にかかわらず「Huawei Mate XT」の海外購入は以上のようなリスクがある。

大体これだけのお金を払ってもグーグルや5Gが使えるわけではない。完全に狂っているし、購入時にはスタッフの方から”Are you sure?”(正気か?)と言われたほどだ。

それでも欲しい場合は、日本の信頼できる通販サイトを検討してみたい。多少高くても請求金額は変わらないし、通関手続きも必要なく安心して日本のクレジットカードが利用できる。

シンガポール拠点のEtoren

そして何より飛行機代がかからないのだから、日本で買うのが一番安いのだ。EXPANSYSがなくなった今、信頼できるのは「まめこmobile」か「Etoren」の2択。

逆に海外で普通のクレカで購入すると、2〜3%の手数料が発生する。購入日に1ドル142円だったとしても、直後にトランプ大統領の発言で146円になり、運悪くそのレートで請求されることも往々にしてあるわけだ。

同様のサービスWISEはクレカチャージができない

また今回はうまくいったが「Revolut」もマネーロンダリングの観点からクレカチャージは出金することはできない。何らかの決済エラーで買えなければ、ふたたび日本円に戻して生活費に使うほか無くなってしまう。

筆者はどうしても実機をみて納得したかったこと、タイに来る機会が多いことから現地購入にしたが、よほどのことがない限りは国内購入がおすすめだ。

今度は使い倒してレビューしていく予定

どうしても現地購入したい方は本体価格の安い香港か中国大陸版を選ぶといいだろう。

結論:こんなことでいちいち悩まない経済力が欲しい。

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コメント

  1. 名無しさん@ より:

    銀行振り込みでRevolutにチャージすればよかった感。

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