政府主導のスマホ割引規制により44,000円以上の端末値引きができなくなった。
おかげで全国の通信キャリアは2年後に端末を回収する販売方法にシフトし、かつての一括1円スマホはほぼ姿を消している。
店舗ごとの独自施策を打つことも難しく、かつてのように「ヨドバシアキバが安い」とか「こっちの方が更に安い」ということも無くなった。
そこで奇策を仕掛けてきたのがソフトバンク。少し笑ってしまう話ではあるのだが、法の抜け穴を突ききれていない必至の施策を始めている。
PayPayで大型キャッシュバック
結論から書くと、ソフトバンクは人気商品に対して大量のPayPayキャッシュバックを付与する作戦に出始めたのである。
例えば直近だと「Xperia 1 VI」を購入する前にPayPayガチャが引けるのだが、当たると30,000円分が戻ってくる。
注目したいのは購入する前にガチャを引けること、そして高い確率で20,000円、30,000円が当選すること。
つまり「高額キャッシュバックが当たったから買う」というモチベーションを誘発し「全員には当選させないからセーフ」と言わんばかりなのだ。
他にも「Pixel 8a」では最大15,000円当選、Chrome Bookでは20,000円当選といった具合で状態化しつつある。
豊富な資金力でNTTドコモやKDDIに差別化を仕掛けたい意図が垣間見えており、この手法はしばらく続くのではないかと思われる。
当然ながら当たらない人もいる
そして笑ってしまうのが、ガチャに当たらない人もいるということ。全員に20,000円、30,000円が出るのかと思いきや5,000円ということもある。
これは前述の通り、あくまでキャンペーンの一貫という体裁をとるためだろう。もちろん外れた人は全く面白くない。
それどころか、高い確率で周囲が当選しているのにグループで自分だけが外れたと感じれば購入意欲が完全に削がれてしまう。
しかしスマホを2台持ちしている人はサブの回線を使ってもう一度ガチャを引くことも可能。2回目で当たればサブ回線をMNPすれば良いのである。
こうして当選者を相対的に増やすことで購入確率を底上げできる。この辺りが法の穴を突ききれていない必死さを感じる部分なのだ。
下取り施策にも注目
PayPay意外にもスマホの「下取り」が実質的な割引になることもある。最近ではApple Watch Series7が55,000円で買取されることがあった。
中古市場で3万円程度で買ってくれば25,000円のクーポンとして機能したわけだ。早期終了しやすいものの、下取りは今後も注目の施策である。
かつてのように一括1円といった施策が無くなったのはとても残念ではあるが、それでもこうした施策を駆使すれば十分に安くなるのも事実。
下記に幾つかお勧めの案件をご紹介するので参考になれば幸いだ。
コメント