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楽天モバイル、新年度にもファミリープランを導入か

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楽天グループのCEO三木谷氏は、都内のホテルで行われた取材に対しモバイル事業が「非常に順調にいっている」と語った。(ブルームバーグ)

同氏によれば第2四半期には「ファミリープランの追加」にも言及しており、値上げをしない方針も明らかになった。

楽天モバイルはMNO単体で600万人、MVNO含めて650万契約を達成しており、目標の1,000万契約が現実に迫りつつある。

振り返れば改悪が続いた1年であったが、久しぶりの攻勢で形勢逆転が狙えるのかに注目だ。そして2024年は次の3点に注目したい。

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社債の償還はどうなるのか

モバイル事業で多額の借金を抱える楽天グループは、今後5年間で8,000億円の社債償還が迫っている。

昨年、当面の資金を調達すべく「楽天銀行」を上場化。株式を一部売却することでモバイル事業の運転資金を手に入れていた。

ところが同じように上場を試みた「楽天証券」は頓挫。国内株式の売買手数料を無料化したことで売上見込が激減したようだ。

では、迫りくる社債償還にどう対応するのか。2024年は今後5年間の抜本的な資金繰りにも注目が集まるだろう。

プラチナバンドはいつ吹くのか

もう1つの見どころはプラチナバンドである。2023年、総務省から正式に割当が決定し、早ければ今中にも吹き始めるという。

同帯域が普及すればKDDIのローミング負担は軽減され、モバイル事業は黒字化に向けて一直線になることは間違いない。

それだけに2024年はどれだけのエリア展開を見込めるのか注目が集まるのだが、2024年は建設業の残業規制が厳しくなる。

夜通しで突貫工事することは許されず、ゼロから始める基地局建設をどこまでやり抜くかが大きく注目されそうだ。

iPadの取り扱いはまだか

そして個人的に気になっているのが「iPad」の取り扱いだ。楽天モバイルは音声端末のラインアップが充実する一方でタブレット展開が弱い。

ここにiPadを中心としたデータ専用端末を拡充すれば、デバイスと通信費のダブルで売上を伸ばせるだろう。

iPhone、Apple Watch、AirPods Pro等、順当にアップル製品の取り扱いを拡充させる楽天モバイル、今年はファミリープランと同時にiPadにも期待したい。

リンク:Bloomberg

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