Xiaomiが日本市場で攻めに転じている。5月9日、ハイエンド「Xiaomi 14 Ultra」を発表。海外版よりも買いやすい20万円以下の価格設定だ。
他にはミドルレンジの「Redmi Note 13 Pro 5G」を発表。びっくりするのがKDDIモデルで、Felica搭載なのに41,800円。
他社からのMNPで購入すれば一括19,800円になることから、円安と物価高で消費が伸びにくい昨今ではPixelにも対抗できそうだ。
「Galaxy A55」との価格差が顕著に
一方で苦戦が強いられそうなのが、同じミドルレンジの「Galaxy A55」だ。本体価格は強気の77,000円。
「Redmi Note 13 Pro 5G」との価格差は実に35,200円で、エントリースマホがもう1台買えるだけの差がついてしまった。
Aシリーズはもともと5万円前後に設定されており、割引施策によって一括1円で販売されるケースも珍しくなかった。
ところが記録的な円安によって本体価格は上昇を続け、割引規制という締め付でもう一括1円販売は実施できない。
さらに昨年にはNTTドコモがPixelシリーズの取り扱いを開始。実質的なハイエンドが同価格帯で投入されることで訴求力がますます削がれているのだ。
もちろん、各モデルとも細かいスペックや仕様を比較すれば多少のベンチマークやカメラ性能に違いはあるだろう。
それにしてもミドルレンジ帯という枠組みで見れば強力なライバルであり、中価格帯のGalaxyは今年いよいよ苦境に立たされるかもしれない。
リンク:KDDI
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