「Galaxy Z Fold6」の完成度が素晴らしくて感動している。
シリーズ最軽量の239gボディは片手での操作も楽々。画面比率も見直され、少しだけ横長になって操作性も大きく向上した。
タブレットとしてのUIも晴らしい。画面分割ではウィンドウの微調整が可能になり、ペンを使ったAIツールの活用もできるようになった。
スマホとしてもタブレットとしても優秀なのだが、「Xreal Air 2 Pro」を加えるとPCのように使えるようになるのだ。
今回はGalaxyとARグラスの相性についてレビューしたい。
Xreal Air 2 Proとは・・・
「Xreal Air 2 Pro」は今大人気のARグラスで、メガネ部分がディスプレイになったデバイスである。
グラスとスマホをUSB-Cケーブルで接続すると、レンズ越しに100インチ超えの大型スクリーンを投影できるもの。
ソファーに座りながらリラックスした体勢で映画を楽しんだり、ゲーム機と接続して立体感のあるプレイをするといった需要がある。
ただし、これらは言ってしまえば単純に大画面化するだけ。Vision Proと違ってOSが入っていないためなんだか物足りないのも事実。
そこで登場するのが「Galaxy Z Fold6」。他のデバイスとは異なる体験をさせてくれる。
Samsung Dexが牙をむく
Galaxy Z Fold6には「Samsung Dex」と呼ばれるPCモードが搭載されており、外部ディスプレイに接続するとデスクトップ風の作業ができる。
つまり「Xreal Air Pro 2」に接続すると単純な大画面だけでなく、まるでWindows PCのような環境を操作可能になるのだ。
グラスに投影している様子をお見せできないので、以下はイメージとしてご覧頂きたい。Galaxyをグラスに投影するとこんな感じ。
スマホUIとは明らかに異なっており、Windows PCのようにアイコンをデスクトップ上に配置することができる。
アプリを幾つも立ち上げたり、ウィンドウの細かいサイズ調整が可能。もちろん日本語入力に対応しているから文字入力もできるのだ。
Snapdragon 8 Gen 3とRAM12GBの高スペックで処理能力も抜群。ブラウザを使った基本作業なら本当にPC要らずだろう。
このようにDex機能は便利でありながら、ディスプレイに電源が必要になるケースが多く、実際は自宅で使うしかなかった。
しかし電源不要のARグラスなら場所を問わない。これはありそうで無かった強みであり、ようやくDexが開花するかもしれない。
初代「Xreal Air」または「Xreal Air 2」にも対応しているので、機会があればぜひ試してみたい。
リンク:Xreal Air 2 Pro
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