12月17日、ワイモバイルは、セルラーモデルのiPadでSIMカードの設定(APNプロファイル)が不要になったと発表した。
ソフトバンクと同様にSIMカードを挿しただけで利用可能となり、容易に機種変更できるeSIMクイックサポートも開始。
一見するとサービス改善のニュースなのだが、昨今の業界事情を鑑みると「もしかしてワイモバイルがiPadを扱うのでは?」という邪推も働いてしまう。
というのも12月26日には法改正が控えており、新たな割引規制によって1円端末の販売がいよいよ難しくなる。
数々の規制を潜り抜けてきた同社なら、また法の穴をついた施策を展開するだろう。しかし全国のショップ数も激減する中、売り上げを伸ばすには限界がある。
それを打開できそうなのがiPadだ。ワイモバイルはiPhoneの取り扱いを開始して10年近く経過するがiPadはソフトバンクの専売特許とされてきた。
割引規制が厳しくなった今、タブレットとデータ回線をワイモバイルの主力商品にできれば客単価底上げに繋がるかもしれない。
あくまでも筆者の推測の域を出ないのだが、法改正のタイミングで流れるニュースとしては興味深いものがある。
そしてもし実現されればUQモバイルや楽天モバイルも追随する事態になり、データ回線を主戦場とした競争が広がるかもしれない。2025年の通信業界も楽しみである。
リンク:ワイモバイル
コメント