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ahamo、 UQモバイル、MVNOが相次いで値下げ。楽天モバイルは大丈夫なの?【考察】

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携帯電話料金の値下げが相次いでいる。大手ではNTTドコモが格安プラン「ahamo」を20GB→30GBに増量。dカードゴールドがあれば毎月35GB使えるようになった。

さらにKDDIはUQモバイルに「コミコミプラン+」を導入。同じく料金据え置きで20GB→30GBに増量。

また昨今ではMVNOの値下げも相次いでおり、もともと低価格を謳っていた楽天モバイルの訴求力が削がれたように見える。

日本通信には1GB月額290円の超激安プランが登場

もとより回線品質は大手3社が有利なことから「顧客が流出するのでは?」と考える人も少なくないだろう。

しかし楽天モバイルには料金には見えにくい「強み」が隠れており、これを目的に契約した人は多少の値下げやキャッシュバックがあっても動きにくい。

今回は楽天モバイルの仕組みを理解しながら、同社の強さの裏側を考察していきたい。

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買い物すれば元が取れる仕組み

早速、本題に入っていこう。楽天モバイルの加入者が急増している理由は、料金設定はもちろんのこと、楽天市場への導線が強化されていることだろう。

楽天モバイル回線があると楽天市場のポイント還元率が常時5倍になり、楽天カードや楽天銀行、楽天証券等を併用すると還元率は7〜8倍まで跳ね上がる。

生活必需品を中心に揃えれば1,000円〜2,000円のポイント還元は当たり前。家電量販店では1%還元の商品も楽天市場では10倍が狙えることから、電気製品から家具までお買い得。

例えばゲーム機を買うなら楽天市場がもっとも安い

戻ってきたポイントはモバイル料金の請求にも充当可能で、人によっては毎月0円になることもある。

つまり散々データ通信をしておきながら、楽天市場で買い物をすれば格安プランよりも安いと言う現象が起きるのだ。

2024年3月の請求は10GB以上使って0円だった

楽天モバイルの最低料金は月額1,078円だから、まったくデータ通信をしない人も買い物をするだけで元が取れる。

言ってみれば「Amazon Prime」の会費のような役割を担っており、これこそが他社にはない圧倒的な強みと言えるのだ。

基本特典が強い

さらに会員基盤を強固にしているのが基本特典だ。例えば野球のパリーグ全試合、米国バスケットボールNBA全試合が見放題。

これも非常に大きな特典であり、スポーツが好きな人はちょっとやそっとでは乗り換えないだろう。また海外旅行中には2GBまでローミングが無料。

しかも「Rakuten LINK」アプリを使うと日本向けの通話料金が無料。これもahamoや他のローミングサービスにはない差別化要素である。

さらに最近では50GBのクラウドストレージも追加されるなど、すっかり「安い」だけの通信事業者ではなくなった。

このように楽天市場への導線や基本特典の総額が、他社の料金プランにはない訴求力と言える。

そもそも回線の強さでは勝負できない

もちろん楽天モバイルにもデメリットもある。ご存知の通り回線品質は発展途上で、基本的には4G 1.8GHz帯1本とKDDIの800MHz帯だけで運用されている。

いっぽうで大手3キャリアは2.1GHz帯、1.8GHz帯、1.5GHz、800〜900MHz帯等、4G回線だけでも3〜5本を混雑状況に応じて使い分けている。

衛星通信は2026年以降になりそうだ

これだけの基地局と冗長構成に楽天モバイルは叶うはずがなく、それは三木谷社長も承知しているはずだ。

だからこそ楽天市場への導線や基本特典といったアプローチ方法が有効なのであり、大手3社とは真っ向から勝負していないことがわかる。

だとすればライバルが多少値下げしたくらいではびくともせず、資金繰りが続く限りまだまだ加入者は伸びていくのではないだろうか。

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