早いもので2024年もまもなく後半。色んな物を買ってきたのだが、その中でとくに良かったのがスマートリングの「EVERING」。
VISAタッチが使える店舗ならどこでも利用可能で、バッテリーや充電が不要なことからずっと身につけたまま生活できる。
今年NTTドコモが取り扱いを始めたことで認知度も一気にアップ。筆者も2ヶ月以上使っており、今回は余すことなくレビューしていきたい。
鍵と財布が要らなくなる
「EVERING」を買って良かったなと思う理由は、スマホを取り出す場面が圧倒的に減ったこと。
今までお会計時にはiPhoneを取り出してSuica、iD、QUICPayなどを選択し、そのお店に合わせた決済方法を選択していた。
しかしVISAが使える店舗なら何も考えることなく、指をかざすだけで決済できる。これが無意識レベルでかなりストレス軽減になっているのだ。
普段から指輪をする習慣のなかった筆者は煩わしさを懸念していたのだが、いざ身につけてみると驚くほどに何の違和感もない。
防水のため手洗いで外す必要もなく、充電も要らないから3日坊主になりやすい人も自然に続けられるのが本当に優れている。
さらに決済端末以外にもスマートロックを導入すれば自宅の鍵にも応用可能。これは来月にも導入予定なので実践したらまたシェアしたい。
使える場所はどんどん増える
「EVERING」の満足度が高いもう一つの理由は使える場所が増え続けていること。コンビニ、スーパー、飲食店はいうまでもない。
個人事業の小売店、美容院、自販機、漫画喫茶、飲食店、カラオケ等、業態を問わず使えることが当たり前になってきたのである。
昨今では全国各地の交通機関がVISAタッチによる乗車を導入しており、熊本県では交通系ICが廃止されるという話まで登場。
もちろん交通系ICの方が決済スピードは速いのだが、プリペイド式のおかげか「EVERING」も遜色ない。一部では遅いこともあるようだが、慣れれば問題ないだろう。
今は正式にサポートされていないものの、いずれ交通機関でも使えるようになれば爆発的な人気が出てくるかもしれない。
利用履歴が把握しやすい
さらに便利なのが利用明細で、何にいくら使ったかをアプリが瞬時に教えてくれる。
1ヶ月の終わりに「ここで⚪︎⚪︎円使ってしまった」とか「このお店の利用頻度が多すぎるな」といった反省にも使いやすい。
ただし遡って調べたい場合、現状では調べたい日付を選択するすべがなく、スクロールしてたどり着くしかなくて不便。
何に使ったのかをジャンル分けしたり、家計簿アプリと連携するといった改善の余地がありそうだ。
デメリット①:サイズ把握
デメリットについても触れておくと、購入するのにサイズを把握するのが難しいこと。
サイズを測定しないでも何となく購入すれば、どれかしらの指にハマることが多い。ただ、場合によっては邪魔に感じることがある。
価格も決して安くはないので、検討されている方は測定できる店舗に足を運ぶか、EVERING公式でサイザーを購入した方が良い。
というのもEVERING公式でサイザー(2,200円)を購入すると、リング購入時にその代金を引いてくれるので代金が帳消しにできる。
ちゃんと測って使っているため快適さと満足度が半端じゃない。
デメリット②:クレカと連動できない
もうひとつのデメリットはプリペイド式であること。クレジットカードと連携してオートチャージはできるのだが、クレカ代わりにはならないのが惜しい。
その影響が出やすいのがポイント還元率。例えばSMBCナンバーレスカードは特定のお店でVISAタッチ決済すると7%還元される。
500円の決済でも35円分が戻ってくるのだが、ここでEVERINGを使うと還元はなし。こうした店舗ではスマホに登場してもらう必要がある。
今後、クレジットカードそのものと連携できれば素晴らしいのだが、現時点では課題となっている。
ただしそれ以外の点では本当に重宝しており、検討している方がいれば参考にして頂ければ幸いだ。
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