6月28日、アメリカで一足先にリリースされたAppleの「Vision Pro」が日本でも発売される。
2月にアメリカまで買いに行くか悩んでいた筆者は、発表を見て「やっと買える」と意気込んだのが、60万円の本体価格に意気消沈。
リリース直後だった2月よりだいぶ高くなっているのだ。もちろん日本版もアメリカ版も中身は同じ。
もちろん中身はまったく同じ。しかし年始に見込んでいた約53万円から大幅に値上がったことで、だいぶテンションが下がってしまったのである。
今回はここまで価格が変わってしまった原因を解説したい。
3年前なら42万円で購入できた
勘の言い方はお気付きかと思うが「Vision Pro」の価格高騰は想像を絶するほどに円安が進んだためだ。
歴史に「もし」はないのだが、それでも3年前に発売されていたと仮定してみよう。
同製品のアメリカ価格は税抜3,500ドルで、1ドル110円だった2021年9月頃にリリースされていれば38万5,000円(税込42万3,500円)
円安が進んで1ドル120円だったとしても税込46万2,000円。これでもまだ高いのは事実だろう。
しかし、いずれの場合も60万円より圧倒的に買いやすく、いま検討している方がいれば製品の印象が180度変わってくるだろう。
それもそのはず。月収20万円の人がいた場合、2ヵ月でほぼ買える金額だった製品が1ヶ月多く働かなければ届かなくなったのである。
ドルに対して弱いのは円だけ
相変わらずドルが強く見えるのだが、残念なことに主要国の通貨でドル高なのは円だけであり、諸外国では2022年にピークアウトしている。
従って「Vision Pro」が高いのは世界的にみて事実だが「高すぎる」と感じるのは円が弱体化しすぎたためだ。
将来的にこなれた価格になればいいのだが、このまま円安が長期化すれば60万円でも買えなくなる日がくる可能性も否めない。本当に恐ろしいことである。
というわけで、色々とガタガタ言った割に注文してしまった!万円はしんどいが仕事を頑張りながら使い込んでレビューしていきたい。
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