6月11日午前2時より、アップルの開発者向けカンファレンスWWDC 2024が米国本社で開催された。
詳しい内容は大手メディアに譲り、本記事ではiOSアップデート対象端末に焦点を当てたい。まず次期iOS18の対応端末一覧がこちら。
アップルは例年、発売から5年までのiPhoneにOSアップデートを提供してきた。
例えば2017年発売のiPhone 8/Xであれば2022年のiOS16までサポートされ、翌年からiOS17に対応しないと言った具合である。
ところが今回、対応端末の中に2018年モデルのiPhone XR/ Xs/ Xs Maxに6回目のアップデートが決まったのである。
Google Pixelに対抗か
発売から6年経過する機種にアップデートが提供されるのは、グーグル社のPixelシリーズを意識した可能性が考えられる。
Pixelは元来3回のOSアップデートと4年間のセキュリティ更新を特徴としていたのだが、昨今のモデルは発売後7年に延長されている。
とりわけ安価なaシリーズは物価高の中で爆発的な人気を誇っており、日本でも徐々にiPhoneのシェアを奪いに来ているのだ。
アップデート期間が延長されれば消費者の買い替えサイクルが鈍化しかねないだけに、アップルとしては大きな決断ではなかったのだろうか。
中古iPhoneの価格高騰か
そして、もう一つ注目したいのが中古市場である。最新のiOSアップデートに対応したiPhoneは人気が高くなりやすい。
しかしサポート打ち切りと思われた2018年モデルのiPhone XR/ Xs/ Xs Maxはすっかり価格が落ち着いており、そろそろ2万円を切りそうな勢いだった。
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iOS18アップデート対応となれば晴天の霹靂であり、長期的には相場が高騰しやすいと思われる。
特にスペックを気にしない場合、安価なiPhone XRは2万円台後半まで戻る可能性もあるため、早めにゲットしたほうがいいかも知れない。
同様に今年でアップデートが終わると思われたiPhone11 / Pro/ Pro Maxも延命が予想されれば需要と価格が高くなりそうだ。
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