(本ページはプロモーションを含みます)
4月24日、NTTドコモは4つの新料金プラン「ドコモMAX」「ドコモポイ活MAX」「ドコモポイ活20」「ドコモmini」を発表した。

プラン名が不評だった低価格プラン「irumo」と無制限の上位プラン「eximo」を廃止。既存プランは6月4日をもって新規受付終了となる。
今回は各プランの特徴と全体的な印象を筆者視点でザックリ解説したい。
DAZNを観る人は超絶お得
今回の目玉は人気スポーツ配信番組「DAZN」が見放題の「ドコモMAX」だろう。料金は1GB 5,698円、1GB〜3GB 6,798円、3GB〜無制限 8,448円の3段階で決して安くはない。

しかしDAZNの月額料金4,200円を考慮すると無制限でも実質4,248円。しかも固定回線とdカードゴールドがあれば毎月1,760円OFF。

単身世帯やドコモ歴1年でもデータ無制限の実質価格は2,488円。これは楽天モバイルをも下回る水準であり、高騰するDAZN価格に悩んでいた人は飛びつくレベルだろう。
また海外渡航時は30GBまでデータローミング無料、Amazon Prime 6ヶ月無料も考慮すれば全体的に魅力的ではないだろうか。
無制限プランの「ドコモポイ活MAX」
DAZNバンドルはもうひとつ月額11,748円の「ドコモポイ活MAX」も用意されている。かなり割高であるが、DAZNの月額料金4,200円を引くと実質7,548円。

ドコモMAXと同様に固定回線とdカードゴールド支払いで月額1,760円OFF。単身世帯やドコモ歴1年目でも実質5,788円まで下げられそうだ。
注目すべき特典はdカード決済で最大10%ポイント還元されること。最上位の「dカードPLATINUM」は5万円決済すれば単純計算で5,000ポイント戻ってくる。

食料、電気代、サブスクの支払いをdカードに集中させれば「ドコモポイ活MAX」の実質料金は大部分を回収できるだろう。
ただし「dカード PLATINUM」の年会費は29,700円。毎月の決済ですぐに元が取れるものの、あまり買い物をしない人は「ドコモMAX」で良さそうだ。
このように「ドコモMAX」「ドコモポイ活MAX」は割高であるものの、DAZNバンドルを考慮すると従来にはない安さであり、スポーツファンを取り込みに来たと言えるだろう。
逆にスポーツを観ない人にはまったく刺さらず、筆者も初見では「何これ、高すぎる」という印象しか出てこなかった。
「ドコモポイ活20」は高すぎる
続いて「ドコモポイ活20」はかなり微妙である。月額料金は20GB 7,898円、無制限 9,570円の2段階でDAZNバンドルがなく実質価格を考慮することもできない。

固定回線とdカードゴールド割引を使っても月額6,138円。月額2,970円の30GBプラン「ahamo」2回線分であり、DAZNを観ない人の選択肢としては訴求力が欠けている。
しかも「dカード PLATINUM」保持者もポイント還元率は5%。付与ポイント上限も2,500ポイントといまいち。無論ショップの手厚いサポートは魅力だが、自分ですべて管理できる方にはまったくお勧めできないだろう。
「ドコモmini」も割高に
最後に低価格プラン「irumo」を改定した「ドコモmini」だが、これは実質的な値上げとなった。0.5GB 550円の選択肢がなくなり、完全に安売りをやめた格好である。
料金は4GB 2,750円、10GB 3,850円の2種類で、従来の3GBと6GBは消滅。dカードゴールド、固定回線、ドコモでんきが揃えば安くなるが、KDDI「povo 2.0」やソフトバンク「LINEMO」に比べるとやはり割高。

ドコモにはワイモバイル・UQモバイルといったサブブランドがないため、この2つのプランを持って他社に対抗するのは難しいものがありそうだ。
昨今ではドコモ回線を使ったMVNOが本当に安くなっており、例えばIIJ mioは6ヶ月間 20GB+通話定額プランが月額990円。いわゆる格安SIMへの顧客流出は避けられないだろう。
結論:DAZNを観るなら天国
結論として、今回の新料金プランはDAZNを観る人にとっては天国。DAZNの月額料金を差し引いて考えれば楽天モバイル並みの訴求力があり、スポーツ好きのユーザーが一気に流れ込むだろう。
いっぽうでDAZNのない「ドコモポイ活20」や「ドコモmini」は完全に割高で、大人しく30GBプラン「ahamo」を使ったり他社に乗り換えるのが良さそうだ。
もしくは6月4日まで手続可能な「irumo」を今のうちに確保しておくのも良いだろう。現在、同社では「Pixel 9a」が激安。
SIM単体でも17,000ポイント還元中で、端末も料金価格も抑えるラストチャンスになっている。

コメント