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6月10日(日本時間午前2:00〜4:00)、アップルの開発会議「WWDC25」が開催された。

内容は各デバイスのOSアップデートに終始しており、目新しいデバイスの発表や革新的な機能が出てくることはなかった。
唯一「おや?」と思ったのが「iPadOS26」である。まるでMacOSのようなアプリ切替が可能になり、丸いカーソルも矢印になって視認性が改善。

各アプリには画面上部にメニューバーが用意され、より細かい作業ができるようになった。

他にもファイル管理機能が強化されたり、本格的なバックグラウンド作業が実装されるなど、今回はとにかくiPadのMacOS化が話題になっているのだ。
今でもPC風に使うことは可能だが、ここまで細かい操作や設定はできなかった。

しかし「iPadOS26」なら普段はタブレットとして、大型ディスプレイ接続時にはPCとして1台2役をこなすことも期待できそう。

そしてもうひとつ、今回は「電話アプリ」が登場したことにも注目したい。
iPhoneが要らなくなる!?
「電話」アプリが登場したことで、iPadから直接ダイヤルして電話を掛けられるようになる。
もちろんiPadを耳に当てて「もしもし?」と応答することは流石に難しいだろう。

しかし「AirPods」を使えば普通に通話ができるため、わざわざiPhoneを手に取らなくとも応答可能。これは便利になりそうだ。
もしSIMカード対応のセルラーモデル単体でも通話ができるなら火を吹くことになるだろう。この辺りは非常に情報が限られているため、続報が入り次第追記したい。
今後、SMS機能にも対応すれば2段階認証を要求するWebサイトやアプリへのログインも可能。iPadの生産性がこれまで以上に高まることは間違いない。
だとすれば、ちょっと大きくて画面の見やすい「iPad mini」を持ち歩きたい人が急増するかもしれない。

iPhoneとペアリング済みの「Apple Watch」があれば外出先での「Apple Pay」決済もOK。
これまで何となく割高感のあったセルラーモデルだが「電話アプリ」搭載は思わず欲しくなるアップデートではないだろうか。

筆者もこれまでWi-Fi版ばかり購入してきたが、今後iPadを買い替えるときは迷わずセルラーを選ぶかもしれない。
新品はけっこう高い
では「iPadOS26」対応のセルラー版はいくらするのか見ていこう。
最新の「iPad mini (A17 Pro)」 128GBはアップルストアで10万4,800円〜。

もっとも買いやすい11世代の標準モデルも84,800円〜とけっこう高い。どちらも128GBだから256GB、512GBを求めれば簡単に10万円を超えてくる。

もう少し予算を抑えたい方は中古品や整備済み品にも目を向けてみよう。
「iPadOS26」対応モデルとして「第6世代 iPad mini」が相場55,000〜58,000円。スペックは多少劣るものの現行モデルの半額。

第10世代 iPad 64GBも同等の相場となっており、検討してみる価値はあるだろう。

「Apple Intelligence」や「ステージマネジャ」に対応しないことに目を瞑ればこの辺りが現実的かもしれない。
6月11日追記:Beta版を検証した複数の方から、現状ではiPad単体の通話不可との報告を頂きました。今後のアップデートに注目ですが、最初から期待を持たせるタイトルで大変申し訳ありませんでした。
リンク:Apple(英語)
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