KDDIはauスマートフォン向けの新料金プラン「auマネ活プラン+」を発表した。
12月3日よりサービス提供が開始され、既存プランの受付は12月2日をもって終了。パッと見でもかなり複雑な内容になっている。
今回は筆者の視点からザックリ解説したい。
月額料金は値上げ。200GB制限を追加
「auマネ活プラン+」月額料金は8,788円で、現行の「auマネ活プラン」より1,540円も高い。
月間データ容量はこれまでの使い放題から200GBに制限され、超過後は月末まで5Mbps。代わりにテザリング上限は60GBに緩和されている。
ただし料金の支払いを「au PAYカード」で行い、引き落とし先を「auじぶん銀行」に設定すると毎月1,000ポイント戻ってくる。
旧プランより割高であることを考えれば、この設定は必須になってくるだろう。また後述するが料金が割高になった代わりに還元率も高くなっている。
au PAYゴールドカードは必須
「auマネ活プラン+」の特典として、au PAY決済によるポイント還元が最大5%にアップ。ただし条件がゴールドカードになっている点に注意したい。
毎月33,400円をコード決済すれば上限1500ポイントが獲得できることになる。
さらにau PAYゴールドカードを使って月間37,500円を決済すると1500ポイント還元。
このように毎月約7万円の買い物をする人であれば合計4,000ポイントが狙えるため、実質料金を4,778円に抑えられることになる。
銀行・クレカ積立で最大3%還元
ここからはオプションとなるが、au PAYカードゴールドを使って積立投資をすると初年度3%、2年目以降2%ポイント還元。最大1500ポイントが戻ってくる。
またauじぶん銀行では優遇金利0.41%が適用され、例えば100万円を預けて1年間維持すると3,268円戻ってくるのもポイントだ。
こうしてみると確かにお得ではあるが、au関連のサービスに複数加入したり準備するのが面倒でない人が対象になりそうだ。
どんな人向けなの?
結論から書くと「auマネ活プラン+」は単身世帯、または家族で通信キャリアをバラバラに使っている人に向いている。
従来、キャリアの大容量プランは固定回線割引や家族割引で料金を下げるものだが、「マネ活プラン」はこうした割引システムが用意されていない。
つまり自分一人だけでも実質料金を下げられるため、ショップサポートを受けながら大容量を駆使したい人にピッタリなのではないだろうか。
ただし大容量プランでは楽天モバイルのデータ無制限が3,278円、ahamoやLINEMOが30GBに増量されたことから、かなりのデータを安価に使えるようになってきた。
まずは本当に無制限が必要なのかを検証した方が良さそうだ。
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