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M2 iPad Air 13インチはちょっと待て。残念すぎるポイントを解説

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新発売のiPadがレビュワーに届き始め、さっそく色んなレビューが出回り始めている。

筆者購入のM4 iPad Pro13インチ

近年、iPadOSはノートPCさながらの使い方にも注目が高まっており、これを機に購入を検討している人も多いのではないだろうか。

ただしネックになるのが本体価格。iPad Proは最低16万8,000円〜で、Magic KeyboardやApple Pencilまで揃えると25万円を超えてくる。

筆者も13インチを一式購入。総額は30万円にのぼる

とくに大画面の13インチが欲しい場合、iPad Proを選択すれば本体だけでも21万8,800円。これは流石に非現実的だろう。

そこで候補に挙がるのがiPad Airだ。今回は13インチが初めて登場し、大画面を欲しい人がProを買わずに済むようになったのだ。

実際、筆者も最初は13インチのiPad Airを検討していた。M2を搭載しながら12万8,800円〜で、アクセサリーを合わせても21万円に収まってくる。

ただし実機を見てみたところ、万人にはお勧めできないと思ったので解説したい。

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リフレッシュレート120Hzに非対応

M2 iPad Airに触れてまず思ったのは「スクロールが若干遅い」ということ。

M4 iPad Proと比べると差は歴然で、せっかくのM2チップの性能を最大限に発揮できていない点がとても残念に感じられた。

それでも、今まで「iPad Air」を使ってきた人なら違和感なく使えるだろう。問題は「iPad Pro」からの乗り換えを検討している人だ。

2017年以降のiPad Proは120Hzに対応しているため、M2 iPad Airに乗り換えると画面スクロール性能が落ちるという現象に直面する。

せっかく登場した13インチの選択肢なのだが、もともとProを使っていた人がアップデートするデバイスとしては物足りないのである。

新しいMagic Keyboardも使えない

もう一つ、iPad Air 13を躊躇するのが新しい「Magic Keyboard」に対応していないこと。

新型はトラックパッドが拡大し、ファンクションキーが追加されている。さらに約30グラム軽量化されたり様々な改善が施された。

しかし現時点ではM4 iPad Pro 専用。それぞれ採用するマグネットが異なっており、非公式に使えるといった感じでも無い。

しかもMagic Keyboardの価格は新型・旧型ともに59,800円。性能差があるのなら、せめて1万円程度の値下げが欲しかった。

他にもProが4方向スピーカー、Thunderbolt/USB4対応USB-C搭載なのに対して、Airは2方向スピーカー、USB3.1対応USB-C。

このようにProを使っていたユーザーがAirに移行すると、細かいところでダウングレードを味わうことになるのだ。

Pro以外のユーザーには広くお勧め

ただし、見方を変えればPro以外のユーザーにとってiPad Air 13インチはむしろ魅力的な選択肢になるだろう。

2015年の登場以来、13インチはずっと最上位モデルでしか入手できなかった。とくに近年では値上がりが激しく最低でも20万円以上する。

初代iPad Pro 12.9はiOSを拡大しただけだった

それがMacBookと同等の処理性能を謳いながら12万8,800円〜まで下がったのだから、多くの一般ユーザーにとっては悲願である。

13インチデビューを検討する方はまずAirを買ってみて、満足したら次回以降でProを購入するという流れでもいいのかもしれない。

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