サムスンの最新フォルダブル「Galaxy Z Fold6」および「Galaxy Z Flip6」の予約受付が開始された。
今回はSIMフリー版が人気を集めており、通信キャリアよりも安いことから大きく注目されている。
ただし通信キャリアを選ぶメリットもあって、多少割高でも返却プログラムを利用すると2年後のリセールバリューを高くすることができる。
しかし、NTTドコモ版を巡ってちょっとした問題が見えてきた。
1年後の返却プログラムはどこへ?
ドコモユーザーをがっかりさせたのは、新発売の2機種が「いつでもカエドキプログラム+」に対応していなかったこと。
同プログラムはスマホを1年後に返却してもお得になる施策で、昨年に「Galaxy Z Fold5」「Galaxy Z Flip5」も対象モデルに指定された。
このプログラムを使った人は当然「Galaxy Z Fold6」と「Galaxy Z Flip6」も1年後に返却したいと考えながら予約開始日を待っていた訳だ。
しかし蓋を開けてみれば、従来の2年後の返却プランしか用意されていなかったわけだ。これは困惑するのも無理はない。
しかもGalaxyを念頭に始めたプログラムなのだから、せめて今回くらい対応しても良かったのではないだろうか。
2年分割が組めない場合も
さらに、昨年モデルが出てから1年経っていないため、ここでまた別の問題が浮上する。
ドコモでは過去12ヶ月以内に分割購入していると、13ヶ月目を迎えるまで新しい機種を分割購入できない。
つまり昨年「Galaxy Z Fold5」を発売日に購入した人は「Galaxy Z Fold6」の分割購入ができないというわけだ。
1年返却プログラムに対応しないどころか、ドコモでの買い替えを見据えて過ごしてきたユーザーを完全に締め出すことになったのだ。
新しく回線を契約すれば回避できるそうだが、わざわざ無駄に増やしたくはないだろう。また新機種は回線割引も用意されてない。
システム上、無理なことは仕方がない。しかし、それにしてもその旨を案内するなどやり方はあるわけで、あまりに配慮不足ではないだろうか。
上述したようにキャリア版の本体価格は割高。返却プログラムのメリットを享受できなければ、もはやキャリア版の意味は皆無になる。
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