QR決済のPayPayが三井住友カードと業務提携を発表し、とても面白い動きを見せている。
ユーザー数6,900万人を突破した今、このままでも安定した地位を保てるだろう。

しかし今回の取り組みはPayPayの「使えない場所」問題まで解決させ、文字通り最強のキャッシュレスに昇格させるかもしれない。
PayPayが実質VISAに対応
それでは業務提携の内容を見ていこう。今後、両社ポイントの等価交換が始まり、PayPayアプリで三井住友カードが優遇されたり、OliveアプリでPayPayの残高確認ができるようになる。
「お互いのアプリでお互いの機能を連携しましょう」という取り組みなのだが、中でも強烈だと思ったのが以下の部分である。

「フレキシブルペイの支払いモードにPayPay残高による支払いが追加。Oliveを介して、世界中のVisa加盟店でPayPay残高によるお支払いが可能に」とある。
ザックリ要約すると「VISAカード(Olive)をかざすとPayPay残高から引かれる」という画期的なシステムが実現されるのだ。

というのも世の中には未だにQR決済を導入しない企業が数多くあり、クレジットカードやFelicaしか使えなかったりする。
ヨドバシカメラやアップルストアはその代表格だろう。また最近では加盟店の手数料を理由にQR決済をやめる企業(例:ダイエー)も散見されるが、こうした店舗にも有効だ。

すでにどこでも使えるPayPayであるが、VISAカード(Olive)の補完により利便性が一段と高まりそうだ。
PayPayポイントも爆発的に貯まる
Oliveはデビットカードとして発行できるため、PayPayの補完として持っておくのも良いだろう。
ただしクレジット機能付きなら効果抜群だ。対象のコンビニや飲食店でタッチ決済をするとポイント還元率が7%(最大20%)にアップ。

普段はPayPay払いしている人も、対象店舗では敢えてクレジット決済しておけば大量ポイント獲得。それをPayPayポイントに移行すれば、PayPay経済圏を大きく底上げできるのだ。

ちなみにOliveカードはアプリで支払い方法を選択可能。クレジットモード・デビットモード・ポイント払いモードに加え、今後「PayPay残高払いモード」が追加されるだろう。

これは強すぎではないだろうか。PayPayユーザーがOliveを発行するのは面倒かもしれないが、年会費無料なのがありがたい。
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