先日「Apple Vision Pro」に大型アップデートがあり、MacBookをウルトラワイドモニターに表示できるようになった。5Kディスプレイ3枚分に相当する迫力で、もはや物理ディスプレイ要らず。
ヤバイ!Apple Visio Proがついにウルトラワイドモニターに正式対応しました!
— Skyblue (@skyblue_1985jp) December 13, 2024
5Kディスプレ2枚分の大きさでMacBookを出力できる!これでゲームしたらきっと優勝だしもう大型モニター要らない😂みんな、一年の頑張ったご褒美にApple Vision Pro買おうぜ! pic.twitter.com/x5tzCV0Y84
音声もMacBookのスピーカーから出力される神アプデと言える内容だった。「Apple Vision Pro」とMacOSの相性は素晴らしいのだが、デメリットはMacを常に持ち歩く必要があること。
「Mac mini」や「Mac Studio」といったデスクトップだと自宅でしか利用できないのだ。解決方法を模索したらリモートデスクトップが浮上。以前にM4 iPad Proでご紹介した「Jumpdesktop」を使ったら快適だったのでシェアしたい。
完璧すぎる使い勝手
まずは「Apple Vision Pro」のApp Storeにアクセスし、iOSで購入した「Jumpdesktop」アプリをダウンロード。iPadアプリだが「Apple Vision Pro」でも利用できる。
作成済みのアカウントにログインすると登録した「M3 MacBook Air」が出現するのでタップ。
設定したパスワードを入力すればリモート接続され、MacOSを操作できるようになる。
接続完了!!遅延もなく普通にMacBookを操作するのと何ら変わらない感覚。ウルトラワイドモニターこそ使えないものの、それ以外はほぼ完璧である。任意のIMEを使っても文字化けは起こらず、ライブ変換入力もバッチリ。動画の音声も「Apple Vision Pro」から綺麗に出力される。
これは素晴らしい。画面をスクロールするとごく一瞬の遅延が発生するケースもあるが、ディスプレイが大きいだけあってiPadで使うより作業効率が高い印象だ。
古いMacOSでも接続OK
この方法を使えば古いMacBookやMac miniでも利用できるだろう。というのも「Apple Vision Pro」に接続できるのはMacOS14以降がインストールされたMacのみ。つまり2018年以降のモデルに限定されている。
「Jumpdesktop」を使えばこの制限がなくなるため、事情があってOSアップデートをしたくない人や家に眠っている古いMacがある人も手軽に利用できるだろう。
以上の方法でしばらく使ってみたのだが実に素晴らしい。トイレ休憩や離席などで「Apple Vision Pro」を外してもリモートデスクトップは終了しない。間違ってアプリを終了しても問題はなく、自分でリモート接続を解除しない限り作業が継続できるのだ。
デメリットはウルトラワイドモニターが使えない点であるが、逆に新幹線の中といった省スペースで使えるし、やろうと思えばWindows PCとの接続もできるはず。興味がある方はぜひ試してみよう。
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