ヨドバシカメラ秋葉原の店頭にて、ソフトバンクの「iPhone 17 Pro」256GBが早くも新規・MNP月額1円になっている。

1年後に返却すれば12円になるはずなのだが、各種手数料を含めると全然安くはない。それでも普通に購入するよりお得になるのだろうか。
今回は1年間の総額を計算しながら本キャンペーンを検討したい。
1年レンタルでは総額75,712円
結論から書くと、本キャンペーンで発生する端末代金の総額は75,712円となる。内訳は次の通り。
- 端末代金 1円×12ヶ月分
- 返却時 22,000円の手数料
- 早期利用特典 27,500円
- あんしん保証パック 1,980円×13ヶ月分
キャンペーン案内の「お支払総額」に加えて端末保証も加入必須になるのがポイント。
「iPhone 17 Pro」を1年後に中古売却した場合、購入価格 -5万円の相場を期待するなら若干割高。ただし端末保証込みを考慮すれば「お得」でも「損」でもなく妥当ではないだろうか。
通信料金を節約したい人はSIMフリー版を購入して1年後に売却した方が総合的にお得と言えるかもしれない。
2年レンタルがお得?
ところで2年後の返却になると話は少し変わってくる。早期利用特典27,500円とあんしん保証パックの支払い義務が無くなるため、支払い総額は95,200円。内訳は次の通りである。
- 1年目 端末代金 1円×12ヶ月
- 2年目 端末代金 6,099円×12ヶ月
- 返却時手数料 22,000円
1年レンタル時との価格差は19,488円となり、どうせなら2年使った方が負担額は圧倒的に少なくなる計算だ。
ただし、このキャンペーンが本当にお得かは疑わしい。例えば筆者が使っていた「iPhone 15 Pro」256GB(発売時17万4,800円)は9月27日時点で買取価格10万6,000円。

2年間で68,800円しか価値が減っていないため、ソフトバンクの2年レンタル95,200円はむしろ損になる可能性もある。
また今後為替レートが円安に傾くと、より一層中古価格が高騰して購入時との価格差が縮まるだろう。この点も考慮する必要がありそうだ。



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