SHARPのハイエンド「AQUOS R9 pro」を購入した。通常19万4,800円のところ、IIJ mioにMNPで16万9,800円。
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ライカ監修シリーズとしては初めて望遠・広角レンズを搭載。単眼レンズに物足りなさを感じていたファンとしては即買いレベルだろう。
ただし巷では「Xiaomi 14 Ultra」とどちらを選ぶべきか話題になっており、選択肢として検討している方もいるのではないだろうか。
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今回は筆者の視点で買って良かった点、悪かった点を余すことなくレビューしたい。なおまだ作例が圧倒的に少ないため、写真は随時追加していく予定だ。
基本操作は完璧。音質もバッチリ
まずはスペックから見ていこう。「AQUOS R9 pro」はSnapdragon 8s Gen 3、ROM 512GB、RAM 12GB搭載のハイエンドで、6.7インチ有機ELディスプレイを採用する。
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5,030万(標準)+5,030万(望遠)+5,030万(広角)画素カメラ、5,030万画素インカメラ、Wi-Fi7、指紋認証・顔認証、Felica、防水・防塵、ワイヤレス充電、5000mAhバッテリー、Android14等に対応。
昨今では丸みを帯びたデザインも多い中、四隅が角張ったデザインが特徴的。過去の機種に例えるなら「Xperia Z5」を彷彿とさせる質感である。
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カメラ部分にレンズキャップやフィルターを装着可能で、他人とデザインを差別化したりレンズに手が当たりにくくなる工夫にもなっている。
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そして気になる操作感は超ヌルヌル・サクサク。発売直後にしてはよくチューニングされており、ほぼ完璧と言えるだろう。
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このヌルヌル感は1〜240Hz可変リフレッシュレートが影響しているようで、Youtube等の動画視聴にもiPhoneやGalaxyより滑らかである。
指紋認証は3D sonic Max技術のおかげで認証エリアがとても広い。ちょっとズレたくらいでは平気で、2本指同時押しをロック解除の条件にも指定できる。
「AQUOS R6」で採用された技術ではあるが、世界を見渡してもここまでの技術は中々見られない。
スピーカーは前作までの籠った感じが払拭され、全体に響き渡るクリアな音質。Galaxy、Pixel、Xperia等のハイエンドと比較しても遜色ない完成度である。
カメラ性能は腕が試される
肝心のカメラは「Xiaomi 14 Ultra」と大きく性質が異なり、誰でも手軽にいい写真が撮れる仕様ではない。
暗い雰囲気の渋い1枚が撮れるかと思いきや、光量次第でガラリと明るくなることも。撮影するたびに印象が変化するため悪く言えば安定しない。
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ただし過去の機種と比べて撮影後の画像処理速度が大きく改善。難しかった連写がスムーズとなり、しっかり改善されたのは感心だ。
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またHDRをオンにすると手ブレが酷く、シャッター押下時にカメラ位置を1秒間固定しないと確実にブレる。これは少し慣れる必要があるだろう。
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まだ納得のいく撮り方を掴めておらずどの作例もイマイチ。今後練習していきたい。
以上のことから「AQUOS R9 pro」はカメラスマホとしてはプロ向け。光量やAIの有無で出来栄えも変わりやすいことから、1枚1枚にこだわりたい人向けと言える。
過去最高の完成度
ここからはデメリットについて触れたいのだが「カメラがプロ向け」という性質以外には死角がない。
敢えて挙げるなら処理能力を抑えた「Snapdragon 8s Gen 2」チップである点であるが、上述したとおり基本操作は超ヌルサク。
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むしろFelicaを搭載しながら10万円台に抑えた点は評価されるべきではないだろうか。
例年であれば春発表・夏発売のスケジュールで展開されるpro。今年は音沙汰がなくハイエンドから撤退したと思われたが、いい意味で期待を裏切ってくれた。
もし「AQUOS R9 pro」をベースに「Letiz Phone 4」が出るのなら是非購入したいし、ますますAQUOSのファンになった。次回作にも期待したい。
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