新発売の「Pixel 10」シリーズで今回も面白いことが起きている。前回レビューした「Pixel 10 Pro」がヤフオクに大量出品されているのだ。

しかも256GBモデルの通常価格17万4,900円に対し、ヤフオク相場は13万円。もちろん正規品で訳アリや中古品ではない。
それにしても発売から3日目の新機種がどうしてここまで安くなるのか。今回はPixel特有の事象を徹底解説したい。
目的①:ストアポイントの消化
結論から書くと、フリマサイト大量出品はストアポイントの消化、言い換えれば使い道のないクーポンの現金化である。
ストアポイント(旧ストアクレジット)とはPixel購入時にもらえるキャンペーン特典で、概ね15,000円〜60,000円の範囲で設定される。

しかしグーグルストアでしか利用できず、Pixelを買い替えないと有効期限が来て失効してしまう。それでいて金額が数万円単位だから何もしないのは勿体無い。
そこで出てくるのがポイントの現金化を目的とした購入である。獲得済のストアポイントで「Pixel 10 Pro」「Pixel 10 Pro XL」を定価より安く購入。ヤフオクで安く出品すると、ちょっとしたお小遣いが手元に残ってくるわけだ。
目的②:実質価格を安くするため
もうひとつは「Pixel 10 Pro」の実質購入価格を下げる目的だ。同機種は本体価格17万4,900円で、購入特典のストアポイントは38,000円分。
このポイントが付与された瞬間、もう1台の「Pixel 10 Pro」を13万6,900円で購入する。

それをヤフオクで出品すると、損をしても1台目の実質購入金額は圧倒的に安くなる。
しかも再び38,000円分のストアポイントがもらえるのだから、これを来年の新型「Pixel」購入に使ってもう1回出品すれば2度美味しい。(そして3回目のポイント付与で無限ループ入り)
意味わかるだろうかw w w
やっていることは目的①と同じだが、目的②は同じ商品を複数購入したり、仕組みを知り尽くした人による上級手法と言えるかもしれない。
「Pixel 9a」高騰は何を意味するのか
というわけで、最新の「Pixel」が安く出回る背景にはこうした事情がある。同じことをする人が増えるにつれて供給過多となって白ロム価格はどんどん下がる。
逆に言えば売れ行き鈍化で流通量が減ると、白ロム相場は上がっていくことになる。今年発売の「Pixel 9a」は白ロムではまさにそれが起きている。

原因は人気に陰りが出てきたか、もしくはOSアップデート保証の長期化で買い替えサイクルが鈍化した可能性もあるだろう。
この傾向が常態化すればフリマサイトの激安価格は一時的で、緩やかに相場が上昇していくことが考えられる。さらにストアポイント特典はまもなく終了予定。さらに供給量は減っていくだろう。
だとすれば正規購入、白ロムどちらを選ぶにしても「Pixel10」シリーズは発売直後の今がもっとも買いやすいかもしれない。
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